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ソフトウェアラジオ-Soft66Liteの製作

2009/09/17 作成

先日注文した、ソフトウェアラジオキット・Soft66Liteが届いたので、さっそく製作に取り掛かりました。
画像が多いのでちょっと重いですよ。(汗

頒布元のハムスクエアさんに注文して届いたキットです。
土・日を挟んだので、1週間程度で到着しました。
ネタ帳にも書きましたが、水晶発振子が5個も付いて、しかもマルチバンド対応で、なんと1500円でした。(定形外郵便送料込み・1620円)

この値段だけで考えても面白そうなので、速攻で注文してみたのであります。
プリント基板も両面でスルーホール、水晶も7.030MHz、7.070MHz、50.022MHz、50.150MHz、50.190MHz、50.220MHzが付属していて、アレ?1個多いぞ?
まあ、何はともあれ、とってもお買い得なキットだと思います。
7MHz帯のAYU40(あゆ40)等と組み合わせても面白そうです。

内容物としましては、パーツリストに貼り付けられた部品類とプリント基板、水晶・ソケット類のセットです。
えー、コレだけです。(^^;;;
通常のキットのような、詳しい説明書は一切有りません。
コストダウンの為、致し方無いところでしょう。
フラットICの取り付けもあるので、中級〜上級者向けのキットという感じです。
詳しい説明は、Soft66Liteのサイトに書いて有りますので、見ながら作りましょう。
ですが、 シルクパターンが読める人なら、パーツリストと基板を見比べながら製作すれば、多分大丈夫じゃないかと思います。

では、早速製作に取り掛かります。
とりあえず重要なフラットIC類から取り付けます。
難しそうに見えますが、実はコツを掴むととても簡単です。
取り付けの際は、30W位のなるべく先の細いハンダゴテを使えば大丈夫だと思います。

まず、取り付けるICのピンの隅っこにハンダを少量盛ります。
そのハンダを溶かしながらICをスライドさせて、だいたい所定の位置に固定されるように調整します。

1ピンだけ固定されたら、ICの全ピンが所定の位置に合うようにピンセットなどで調整します。
全ピンの位置が合ったら、各ピンのハンダ付けを行います。
写真はちょっと汚いですね。スンマセン。(^^;;

各ピンのハンダ付けを行う時は、ICのピンでなく、基板の方を重点的にハンダゴテを当てると、半田が溶けてICのピンの方へ流れていくので失敗が少ないです。(私の場合はですが)
なるべく短時間に素早くハンダを流し込みましょう。

ICを支えながらハンダゴテを持って、半田を溶かすとなると、手が3本必要になりますんで、私はいつもこのようなやり方で取り付けます。
私の知人などは、ICの全ピンにハンダをたっぷり盛って、ハンダ吸取線で余分なハンダを吸い取って固定するそうです。
まあ、人それぞれですね。(笑

ハンダの量が多かったりすると、すぐに隣のピンとくっ付きます。
このようになってしまったら、慌てずに、少し冷えてからハンダ吸取線等で除去すればOKです。
間違っても、ハンダゴテだけで除去しようとするのは止めましょう。

フラットIC類を取り付けた状態です。
ICの向きを間違いやすいので、よく注意してハンダ付けしましょう。

高周波増幅ICのuPC1658(U$2)や、逓倍用ICのICS512M(U$6)は熱や静電気に弱そうなんで、手早く取り付けましょう。

背の低い順に取り付けていきますんで、次は抵抗類です。

R4は、高周波増幅のゲイン調整用なので、後から取り付けることにします。
半固定抵抗が付属していますが、可変抵抗器に変更する予定です。

次に、インダクター、コンデンサー、ダイオード類を取り付けます。

数の少ない順に取り付けていくと分かりやすいと思います。
0.1uFは10個くらいあるんで、最後に取り付けます。
0.01uFや1uFはマイラーコンデンサーなので、上手く曲げて穴に差し込まないと、位置が全く合いません。
足を折ったり、破損させないように気を付けましょう。

電源用レギュレーターICや電界コンデンサー、ピンヘッダー等を取り付けます。

上のICソケットはBPF用なので、使用するバンドが決まっていて変更する必要が無いのであれば、取り付ける必要はありません。

フィルター用のパーツも付属しているので、希望のバンドに合わせてフィルターを取り付けます。

ちなみに電源部のピンヘッダーは、私が勝手に付けた物なので、通常は付属していません。(^^;;

 

こんな感じで、一応完成です。

オーディオ出力用のコネクターが付いていませんが、基板には3個しか穴が開いてないのに、コネクターの方はピンが5本出ています。(--;;
なんか切るのも勿体無いし、どうせケースに組み込む時に交換するので、リード線を引っ張って接続しています。

写真を撮ったりしながら製作したので、完成まで2時間ちょっと掛かってしまいましたが、通常なら1時間もあれば完成出来るでしょう。

部品の取り付けも問題なさそうで、間違いも無いようなので、さっそくパソコンと接続して受信してみました。
ソフトはとりあえずWinradです。

7MHz帯を聞いてみましたが、なんか聞こえません。
強電界地域なので、AMラジオが聞こえてきます。
高周波増幅を調整しても全く聞こえません。

なんでだろ〜と調べていたら、ジャンパーピンを取り付けてませんでした。(笑
ジャンパーピンを指定通りに取り付けたら、聞こえてきました!!
CWはよく聞こえますね〜
SSBも聞こえてきますが、やはりダイレクトコンバージョンなのでフェージングが厳しいですね。
アンテナも5mくらいのビニール線なので、コレだけ聞こえれば良い方でしょう。
近いうちにケースに組み込んで、ミニノートPCと組み合わせて持ち運べるようにしたいと思います。



2009.09.19

ここ数日、とりあえず裸の状態で使用していたんですが、ケースに入れて使い易いようにしてみました。

100円ショップ・ダイソーで売られている、ブリキのケースに組み込んでみました。
蓋の部分を底にして、底の部分を操作パネルにしました。
底の部分は3mmほど凹んでいたのですが、同じくダイソーで2mm厚のアクリル板が売られていたので、それをカットしてハメこんで有ります。
JI1KZN局のパクリです、はい。
青のパネル部分は、プリンターで印刷したものをカットして、アクリル板で挟んで有ります。
かなり綺麗に仕上がったので、大変満足しています。
ただ残念な事に、ボリュームの配線を間違えて、逆向きに動いてしまいますが。(汗

内部はこんな感じです。
中央付近に基板を配置して有りますが、2cmほど底上げしてあり、基板の下にアッテネーターのボリュームを固定しています。

ゲイン調整ボリュームは、電池の下に固定されています。
電池の部分は、その辺にころがっていたブリキ板をハサミで切ってハンダ付けで固定です。
ブリキは加工が楽でいいですね。
フロントパネルさえ綺麗に仕上げれば、意外と見栄えも良いです。
今後も使う機会が増えそうです。(安いし?)

斜めから見た状態です。
基板と電池の部分が底上げされているのが分かるでしょうか??

アッテネーターは、BNCコネクター直に10KΩを接続しています。
ゲイン調整用ボリュームは、基板上のR4を外して、1KΩのボリュームのみ付けてあります。
この状態で8.2V〜3V程度で調整できましたので、さほど問題は無いでしょう。(電源電圧が変わると問題アリですが)
よく電源を切り忘れるんで、電源LEDも付けました。(汗
クリスタルはすぐ交換出来るようにソケット式にしてあります。
次に作るときはロータリースイッチで切り替えるようにしたいですね。
あとは消費電流が気になる所ですが、9V(006P)でどのくらい持つかな??

コレを書きながら7MHz帯をワッチしていますが、夕方からガンガン入感しますね〜
1・3・4・6エリアなどがあちこちで聞こえました。
コンテストをやってるのか、
フィリピンや韓国等、海外も入感してきました。
しかし、どのくらいの出力で出しているのか・・・・
ダイレクトコンバージョンでこれだけ強力に入ってくるという事は、相当出してるんでしょうねえ・・・・
QRPで使い物になるかな??(--;;



2009.10.10

製作してから数日使用してみましたが、9V(006P)アルカリ電池で12時間程度は使用出来そうです。
しかし移動の際には電池内蔵の方が便利ですが、やはりコストも掛かるし、だいぶ電圧低下も有るようなので、ニッカド電池を仕入れた方が良さそうです。

その後、情報収集をしていたら、在庫分が終了次第、値上がりするという事だったので、もう1台購入しちゃいました!(^^;;
今回は写真を撮らずに製作したので、この状態まで50分程度でした。
所々、部品の変更もあったようですね。

今回製作した物は、50MHz帯専用にしようかと思っています。
ですので、BPFのソケット部はまだ取り付けていません。
特に問題無ければ、基板に直でBPF部を取り付けたいと思います。
もしくは、FCZコイルを使用して、別にBPFを付けてもいいかな?

これに付属の水晶と、JR3KQF局の頒布されている、50.550MHzと50.600MHzの水晶を装備する予定です。
全部で5〜6chくらいになるかな?
ロータリースイッチを探さねば・・・・
早めに完成させて、来年のEスポ時期に活用する予定です。


2010.01.05

JP1PFM局より設定が分からないという質問がありましたので大急ぎで設定一覧を作ってみました。
Soft66のサイトを元に作って有りますが、誤植等がある可能性がありますので参考程度にご利用下さい。
要するに、ソフトウェアラジオでは希望受信周波数の2倍した周波数が必要になるので、ICS512で必要な分だけ逓倍を行う事になります。
7MHz帯の水晶で21MHz帯を受信するには、7MHzを6逓倍させて42MHzにすると、半分に割ることで21MHz帯になります。

水晶に関しては極性はありませんので、適当に繋げばOKです。

分かりやすいように作ったつもりですが、分かりにくい場合はほどほどにクレームをお送り下さい。(汗

 

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