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CQ誌2009/07付録基板で作る、7MHz CW送信機(AYU 40)の製作

2009/06/30 作成

先日、JI1KZN局のブログを見ていたら、今月号のCQ誌に送信機のプリント基板が付録で付いているという事だったので、久しぶりに(汗)購入してみました。
さっそく購入しようと思って、馴染みのハムショップに問い合わせたら完売とのこと。
完売って・・・・・(--;;
どのくらいの買った人が組み立てて実用化するのか、挫折するのか・・・・不安でもあり楽しみでもあります。
そんな訳で、書店を3軒ほど回ってやっと購入できました。

今回購入した、CQ HamRadio 2009年7月号であります。
購入にあたって、頒布コーナーで図書券をお送り頂いた方が数名いらっしゃったので、それで購入させて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。m(_~_)m

私の予想では、7MHz帯の拡張に合わせた企画で、7.1MHz台の送信機を作る記事なのかな〜と思っていたんですが、普通に7.000MHz水晶を使用した回路だったので、思いっきり裏切られました。(^^;;
局発・増幅に2SC1815を使用した2段構成で、回路も普通といえば普通ですが、ポイントとしてはFCZコイルを使用せずトロイダルコアだけで作る点でしょうか?
初心者向けに無調整で再現できる回路を目指したのかもしれませんね。

まあグダグダ言っても始まらないので、とりあえず作ってみる事にします。
田舎では水晶やトロイダルコアの入手が厳しいので、水晶を特注したと思い込んで、マルツパーツへ部品セットを注文しちゃいました。
部品代+送料=2,152円也。書籍代まで入れると3,132円
しかし部品代高くないデスカ?別に金属皮膜抵抗とか積層セラコンなんて売らなくても・・・
貴田電子さんのキットが買えるような気がするんですが。(汗
ちなみに色々書きましたが、CQ出版社や著者・マルツパーツ
を批判するつもりは有りませんので悪しからず。(^^;;

というわけで、当方田舎在住なので、中一日おいてマルツパーツから部品が到着しました。
マルツパーツに注文したのは初めてだったんですが、頑丈な段ボール箱に入って送られてきました。
共立電子のように、エアキャップに封筒でも良いような気が・・・・
なんだか最近仕事が忙しかったせいか、屁理屈が多い気がしますが気にしないで下さい。(^^;;

さっそく組み立てようか、もう少しお楽しみを取っておくか、小一時間ほど悩みましたが、結局ガマン出来ずに組み立てを開始しました。

意を決して、袋とじからプリント基板を取り出しました。
意外に小さいんですね。
サイズは横9cm×縦5cmでした。

まずはコイルから作り始めました。
BPF用のコイル(T-37#6 黄色)とチョークコイルは指定数巻くだけですが、終段のコイルはバイファイラー巻きとなっています。
2本の線をどの程度よじるのか、悩む所ではあります。
私の場合は、いつも作るような感じで結構きつめによじりました。
果たして性能は・・・??

バイファイラー巻きのコイルを作る時、コイルをよじる前に片方の線の端に、マジックなどで印をつけておくと、ハンダ付けの際に分かり易いです。
皆さん工夫して巻きましょう。

コイルが完成したら、あとは黙々とハンダ付けあるのみです。
ハンダ付けの際は、背の低い部品から取り付けて行きましょう。
私の場合は、抵抗→コンデンサー→水晶(ソケット)→トランジスター→コイル→リレー→ヘッダーピンの順番で取り付けました。

ヘッダーピンは、運用形態によって必ずしも必要でない部分も有ります。
リード線で繋げば良い部分もありますので、よく検討して取り付けましょう。
ヘッダーピンを全部取り付けるという方は、コイルやリレーの前あたりで付けた方がスムーズに行くかもしれません。

さて、組み立てを開始して気付いた点ですが、コンデンサー・トランジスターなどは特に問題なく取り付けられました。
しいて言えば、マルツの部品セットに入っている抵抗は金属皮膜タイプなので、普通のカーボン抵抗より帯の表示が1本多いです。
読む順番を間違えないようにしましょう。
まあ間違えても取り付け時に気が付くと思いますが。

あと、L2コイル(バイファイラー巻き)の取り付け時に、ねじった線が基板の穴に入らない場合があるので、ちょっとキツそうな場合は細いドリルの刃などでさらっておきましょう。

ちなみに、L2コイルは巻き数を間違えて(1回多かった)いたのにハンダ付け後に気付き、取り外して修正しました。
コイルは巻き数をよく確認してから取り付けましょう。(--;;

そんなわけで、小一時間ほどで完成しました。
出力がどのくらい出るかな・・・・
終段をパラにしたら出力あがるかな??

水晶取り付け部は、ICソケットを3ピン分カットして取り付けました。
水晶を交換したい人は取り付けておくと良いかと思います。

こんな所で本日は時間切れとなりました。



2009/07/01 更新

さて、ヘッダーピンを取り付けたんですが、どうやって接続しようかと考えていた所、パソコンの中にヘッダーピン用のケーブルやジャンパーピンが付いてるなと思い出して、再利用する事にしました。

パソコンの電源スイッチやLEDが接続されている部分は、大体がヘッダーピンで接続されています。
ジャンクのパソコンがあれば、3〜4本くらいはコネクター付きのケーブルが確保できると思います。

ジャンパーピンは、そのままCAL端子に付けてテスト用に使用できます。

とりあえず、ジャンパーピンを2個使用してダミーロードを作ってみます。
ジャンク基板とかパソコン用のマザーボード・周辺機器などからジャンパーピンを探してきてください。

ジャンパーピンは、両端とも穴が開いているタイプと、片方は塞がっているタイプが有りますが、基本的には同じように作れます。

2つのジャンパーピンを接着剤などで張り合わせます。
セロハンテープなどで止めても構いません。
下から見るとこのような感じになります。

張り合わせたジャンパーピンに、ダミーロード用の抵抗を差し込みます。
差し込む位置は下の図のようになります。

抵抗を差し込んだ後は、適度な位置で折り曲げて、リード線をカットしてあげれば固定されます。
心配な方はハンダ付けされても良いと思います。(細かいですが)

くれぐれも、差し込む位置や向きを間違えないようにしましょう。
間違えると送信出力がショートしてしまい、回路の故障に繋がります。
十分お気を付け下さいませ。

あ?そういえば電鍵が無い。
というわけで作ってみました。
製作時間1時間のオール廃品利用ビンボー縦ぶれ電鍵です。(汗
部品代は・・・・50円くらいですかね?

ベースの台座は、マイルドセブンのオマケで付いてきた携帯灰皿です。
アルミ製なので大丈夫だろうと思ったんですが、表面がアルマイト処理されている為か、上手く導通が取れないので、ブリキ板を1枚かましました。
アーム部分はジャンクのプリント基板です。
基板のしなりを利用してキーイングします。
ノブの部分は壊れた電卓のボタンを貼り付けました。
接点部分は画鋲をハンダ付けしてあります。
部品を取るのが面倒だったので、タクトスイッチはそのままです。(笑



2009/07/03 更新

電鍵も準備できたので、やっと火を入れてみました。
最初、単3電池を6本繋いでチェックしてみたんですが、出力は80mW程度でした。
電圧を測ったら、8V程度しか無かったので、まあこんなもんか〜と思っていました。
リレーも音がほとんどしないので、最近のリレーは静かになったんだな〜、と思ってたんですが、念の為12V繋いだらちゃんとカチカチ音がしました。(笑
電源はちゃんと準備しましょう。

さて、肝心の周波数可変範囲ですが、ご覧の通り、7.000178〜7.002492MHzとなりました。
7.003MHzには届きませんね。
水晶の足(リード)を短くすると、浮遊容量が減って多少周波数が上がるようです。
送信出力は、270mW/13.8V時でした。



2009/07/04 更新
ジャンパーピンを使って、TX-Bから+Bへの電源を取ったんですが、ちゃんと通電しているのか、リレーの動作音だけだと寂しいし、精神衛生上よろしくないので、赤色LEDをつけました。
電流制限抵抗は適当に1KΩです。

ついでに実験としまして、終段のトランジスター・2SC1815をパラにして2個付けてみました。
基板から外すのが面倒だったので、リードに直接ハンダ付けしてあります。
ちなみに2SC1815GRが付いていたので、念のため同じランクの物を付けてみました。
GRランク以外でも大丈夫だと思いますが、多少出力が変わるかも知れません。

コイルの影響があるかもしれないので、写真のように後ろに付け足すのではなく、前の方に付けた方がイイかもです。

パラに接続してパワーを計ってみました。
2倍までは行きませんでしたが、 430mW/13.8V時 程度出力されました。
お手軽にパワーアップ出来るので、実用化したいという人にはオススメです。
4〜5個くらい繋げば1Wくらい出るかもしれませんね??
それよりはトランジスターを交換した方がいいかな・・・

※左の写真ではmV表示になっていますが、途中で2乗リニアライザをかましてmW→mVに変換してあります。

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