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CMOS-ICだけで50MHz・AM送信機を作ってみるテスト

2009/07/08 作成

以前、CQ誌(の別冊だったかな?)に、ロジックICを使用したCW送信機の記事が掲載されていました。
とりあえずCW送信機は作ってみたものの、なんとなくAM用にできないかなと思って実験を開始しました。

CQ誌に載っていたような?回路です。
クリスタルオシレータ(水晶発振器)を使用した2段構成です。
2段以上の構成にしないと保証認定が通らないので、7414で電力を増幅しています。

この回路でだいたい200mWくらい出たと思います。

手持ちの関係で、ロジックICに74AC14を使用してみます。
50MHz帯でも問題なく使用出来そうです。
74HCUシリーズを使った方が高周波には良いようですが。。。

ICはピン数が多いので配線が面倒ですね・・・・
最初、ユニバーサル基板で作ろうと思いましたが、面倒くさくなってしまい、手書きでプリント基板を作りました。

なかなか安定せず、カット&トライをしているところです。
ご覧の通り、水晶、ロジックIC×2とLPFのみの構成です。

とりあえず現時点での回路図です。


発振→バッファ→増幅→増幅という流れですが、送信出力は40mW程度・・・・アレ?増幅されてないよ。(汗
出力のあたりはカット&トライ中です。
普通のAM送信機同様、電源ラインから変調トランスを通して音声を混合させています。

さて、肝心の音質ですが、非常に悪いです。(笑
発振波形が矩形波に近くなってる可能性が高いか、シュミットトリガーだとやはりダメなのか。
とりあえず内容が理解できるかなという程度ですが、たまに綺麗に聞こえる音声帯域もあるようです。
音楽を流して送信し、RJX-601で受信テストしてみましたが、高音は意外と綺麗に聞こえます。

元々、ロジックICはあまり使ったことが無いので、いろいろ勉強しながら実験していますが、一応音声が聞こえてきたので、多少は可能性があるんじゃないかと思います。
この回路だと、水晶や基板を除いたら5〜600円程度で部品が揃うと思いますので、50MHz AMの超入門用に良いかもしれません?
今後も実験を続けたいと思います。
ロジック回路に詳しい方、ぜひご享受くださいませ。(^^;;



 2009/07/10 更新

第一弾がちょっと失敗?だったようなので、74AC04を使用した回路に変更してみます。
JG3ADQ局のサイトに掲載されているAFフィルター回路を取り込んでみました。
ICの手持ちがないので、共立電子へ注文しました。
部品が到着するまで悶々と悩んでおくことにします。


 2009/07/15 更新

数日前に共立電子から部品が到着しましたが時間が無くて実験出来ず。
先日の回路を74AC04に交換して試してみましたが、全く同じ状態で、あまり音質がよろしくありません。
結局、74AC14でも74AC04でも大して変わらないんですね。

で、ちょっと趣向を変えてLM386とST-32を外して、ベース変調的な回路を試してみました。
左の回路図のような感じで試して見ましたが、LM386+ST-32より音質が悪い・・・
ダメダメでした。
ただ、全くダメという訳ではないので、もう少し回路を吟味すれば、性能が向上する可能性があります。
とりあえず実用化するのに時間が掛かりそうなので当分お蔵入りです。

再度、LM386+ST-32を使用した回路を実験してみました。
プリント基板を作るのが面倒だったので、ひさびさにブレッドボードを使いました。

最初ノイズが入っていたのですが、電源ラインからのノイズだったようで除去に成功しました。
ちょっと回路を変えて、バッファを減らして組んで、電源も単3乾電池×4本にしてみたところ、前回より音質が多少向上しました。
やはりST-32を通して電源供給するのが一番無難そうです。
ちょっとだけ先が見えてきました。
これにAFフィルター等を付ければもっと音質が向上しそうな気がするんですが・・・・

つづく。


   
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